The light is he, shining on you and me.
実の母が一昨日から入院しています。
そして昨日の午後、2ヶ所の胃粘膜を摘出しました。
ここ数年の間で、この治療は4度目になります。
切開はせず内視鏡を使っての治療ではありますが、今回はこれまで以上に困難な治療になると説明を受けていました。
病院の待合室で治療が始まるまでの時間を過ごしていたとき、そのニュースがテレビから流れてきました。
Our brother Maurice White passed peacefully in his sleep this morning.
— Earth, Wind & Fire (@EarthWindFire) February 4, 2016
The light is he, shining on you and me. pic.twitter.com/ppWTHKUyG6
あまりにも突然の訃報でした。
病気を患っていることは知っていましたが、まさい今このタイミングで逝ってしまうとは思いもしませんでした。
胸のざわつきを抑えることができませんでした。
"THAT'S THE WAY OF THE WORLD" feat. EWF & Harvey Keitel (1975)
あまりにも大き過ぎる存在の喪失でした。
青春時代のアイドルであり、尊敬する音楽家であり、最も強く影響を受けたメンターの一人でした。
たくさんの人が行き来する病院の中、その短いニュースを気にする人はそう多くはありませんでしたが、自分にとっては頭を叩き割られた思いでした。
しかも、あまりにもタイミングが悪過ぎました。
母の一大事の直前、さすがに慌てました。
が、その後は何故かスグに平静を取り戻し、何事もなかったかのように処置室へと送り出すことができました。
果たして、今日のところは無事に治療を終えることができました。
内視鏡治療のエキスパートをして、やはり難しかったと言わしめた摘出でしたが、ひとまずは安心することができました。
先生ならびに病院の方々、どうも ありがとうございます。
ところが、その後に現れたのは喜びや安堵の感情ではありませんでした。
治療は成功しましたが 40×50ミリと20×25ミリ程の大きな傷跡を胃の内部に残しています。
高齢ということもあり暫くの間は術後の経過が気になります。
心配とともに不安が覆いかぶさってきました。
一つの生命を助けていただいた代わりに、とても大きな生命を失ってしまったことへの複雑な思い。
感謝、悲哀、責任、生死、さまざまな思いが一度に押し寄せてきます。
しかしながら、まだできていなかった親孝行を、もう一度やり直させてもらえるチャンスをいただけたと思うと、身も心も気丈に働かせることができています。
今日も早めに仕事の目処をつけ、見舞いに行ってきました。
今のところ様態は安定しているとのことでした。
若かりし頃、夢と希望を与えてくれたあの人、打ちひしがれた時には勇気を与えてくれたあの人、心が乾いたときには感動の涙を与えてくれたあの人が、今もまた、大きなチャンスを与えてくれたような気がします。
どんな理由があろうとも、今度こそ、このチャンスを無にせず悔いのないように親孝行に励みます。
偉大なる宇宙のパワーを授けていただいたのですから。
Thank you, Maurice.
I pray for the souls. Please sleep you in peace.
- ●1年前の今日:
- イタタ… イタタタ…