元気!本気!勇気!毎日の しあわせメモ

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後悔もまた必要なこと

後悔もまた必要なこと

過去を振り返ると、ああ、あの時あの人に対してもっと最善の言動があったのになあと後悔することがある。しかし、仕方ないのだ。あの時は、それが自分の精一杯だったのだ。今、そう思えるには、その時の後悔を含めた、自分の全人生が必要だったのだと思うようにしている。過去はそうやって取り戻す。

via: Twitter / koikekazuo

そうか!
そうすれば過去は取り戻せるのか。

仕方ない、精一杯だった
本気でそう思えていないなら
まだ取り戻せるだけの人生が足りてないと。

新しい人生を積み重ね続けろと。

過去にとらわれず今を生きろと。

・・・などと、
思ったり...思わなかったり...

では、お気楽に...(^^)/~~~

●1年前の今日:
朝日のパワーと鬼退治

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死んでからゆうてもあかんねん

私はゴッホにゆうたりたい

春が煙っておる。なんか立ち込めている。

何でもないよな一面をさあっと塗ったようなこんな空も、
ゴッホには、
うろこみたいに、飛び出して、
それは憂う活力を持ち、美しく、強く、見えておったんやろうか。

春がこんこんと煙る中
私は、
ゴッホにゆうたりたい。
めっちゃゆうたりたい。

今はな、あんたの絵をな、観にな、
世界中から人がいっぱい集まってな、ほんですんごいでっかいとこで
展覧会してな、みんながええええゆうてな、ほんでな、どっかの金持ちはな、
あんたの絵が欲しいってゆうて何十億円も出して、みんなで競ってな、なんかそんなことになってんねんで、

パンも食べれんかったし最後のパンも消しゴム代わりに使ってな、
あの時もどの時も、あんたはいっつもおなじように、描いててな、苦しかったな、
才能って言葉は使わんとくな、なんかの誰からかの命令なんかな、
なんか使命なんかな、
多分絶対消えへんなんか恐ろしいもの、恐ろしいくらいの、美しい、でも苦しい、
そういう理みたいな、そんなもんに睨まれてあんたは、
いっつも独りで絵を、絶対睨まれたものからは絶対逃げんと、や、逃げる選択もなかったんかな、
それでもとにかく、絵を、絵を描いて、

そら形にするねんから、誰かに認めてもらいたかったやろうな、
誰かに「この絵を見て感動しました、大好きです」
ってゆわれたかったやろうな、
それでもいつまでも独りぼっちでよう頑張ったな、淋しかったし悲しかったな、

それが今ではあんたは巨匠とかゆわれてんねんで、みんながあんたをすごいすごいってゆってほんで、
全然関係ない時代の日本に生まれた私も、あんたの絵が大好きになった、

教科書にも載ってるねんで、
夜もな、空もな、ベッドの絵もな、麦畑も、月も、デッサンいっぱい練習したやつもな、
全部観たで、きれいなあ、あんな風に観てたんやなあ、

みんなあんたの生きてきたことを知ってるねんで、
耳をちぎったことも、キチガイ扱いされたことも、
悲しくて悲しくて悲しくてしょうがなかったこと、
そんなあんたが書いた絵が、ほんまにほんまに美しいことも、
今はみんな、あんたのことを思ってんねんで、

私の知り合いの、男の職業絵描きの人とな、
随分前にあんたの話になってな、
私はあんたの生き様、芸術って言葉も使わんとくわな、
もう、それをするしかなかったっていうものと死ぬまで向き合ってな、そういう生き方を思うと、
それ以上に、なんていうの、ほんまなもんってないやろって思うわ、私は信頼するわって話をしたん、

そしたらその絵描きな、未映ちゃんがそう思うのは全然いいけど、
あんな誰にも認められんで苦しくて貧しくて独りぼっちでゴッホが幸せやっと思うかってゆわれてん、
俺は絶対にいらんわってゆわれてん、

ほんでそっからしばらくあんたの幸せについて考えてみてん、
幸せじゃなかったやろうなあ、お金なかったら
おなかもすくし、惨めな気持ちに、なるもんなあ、 おなか減るのは辛いもんなあ、ずっとずっと人から誰にも相手にされんかったら、死んでしまいたくもなるやろうな、
いくら絵があっても、いくらあんたが強くても、しんどいことばっかりやったろうなあ、

そやけど、多分、
あんたがすっごい好きな、すっごいこれやっていう絵を描けたときは、
どんな金持ちよりも、どんな愛されてる人よりも、比べるんも変な話やけど、
あんたはたぶん世界中で、一番幸せやったんやと、私は思いたい。

今はみんながあんたの絵を好きで、世界中からあんたが生きてた家にまで行って、
あんたを求めてるねんで、
もうあんたはおらんけど、今頃になって、みんながあんたを、
今頃になって、な、それでも、あんたの絵を、知ってんねんで。知ってるねんで。

あんたは自分の仕事をして、やりとおして、ほいで死んでいったなあ、
私は誰よりも、あんたが可哀相で、可哀相で、それで世界中の誰も適わんと思うわ あんたのこと思ったらな、
こんな全然関係ないこんなとこに今生きてる私の気持ちがな、
揺れて揺れて涙でて、ほんでそんな人がおったこと、絵を観れたこと、
わたしはあんたに、もうしゃあないけど、
やっぱりありがとうっていいたいわ

だからあんたの絵は、ずっと残っていくで、すごいことやな、すごいなあ、よかったなあ、
そやから自分は何も残せんかったとか、そんな風には、そんな風には思わんといてな、
どんな気持ちで死んでいったか考えたら、私までほんまに苦しい。
でも今はみんなあんたの絵をすきやよ。

私はどうにかして、これを、それを、
あんたにな、めっちゃ笑ってな、
ゆうたりたいねん。
ゆうたりたいねん

全文引用: 私はゴッホにゆうたりたい 川上未映子

そうやねん
ゆうたりたいねん

ゆうてもゆうても足らんくらい
ゆうたりたいねん

けど
死んでからゆうてもあかんねん

贔屓のチームの
身売りが決まってから
球場に通い始めてもあかんねん

めったに行かなかったお店
廃業してから美味しかったのに
やめんといてゆうてもあかんねん

エエ人やった
惜しい人をなくした
そんなことゆうてもあかんねん

今ここで言わなあかんねん

自分が生まれる前に
死んでる人やったら
どうしようもないけどな

後になってから
ゆうたりたいねんって
思うやろなという人がいたら
今のうちに言わなあかんねん

死んでからゆうてもあかんねん

では、お気楽に...(^^)/~~~

●1年前の今日:
ゆるすぎる液状化ニャンコ!?

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言うべき時に 言うべきことばを 言うべき人へ

店内を歩いていると、カートを押す
小さなおばあちゃんから
声をかけられました。

「このコーヒー、
お湯で溶かすコーヒーですか?」


粉末のインスタントを買いたいご様子。
でも
おばあちゃんが手にもっていたのは
ドリップ用の粉でした。


『おばあちゃん、
これじゃなくこっちですよ。
お好きなメーカーはありますか?』

というと、


「本当にこっちでいいの?」


『そう、こっち。
お湯を入れてスプーンで混ぜるだけの
コーヒでいいんですよね?
これで大丈夫。』


「本当に?」


おばあちゃんは不安そうに何度も
コーヒーパックを裏返したり・・。

そして見ると
目には涙が浮かんでいました。


「私は82歳になって、痴呆症もでてきましたから
もう自信がなくて・・・」


『おばあちゃん、
私もよく間違えて買っちゃいましたから
コーヒーの袋をやっと覚えたんですよ。笑』

「そうですか・・。じゃあこれでいいんですね?」


おばあちゃんは何度も私へ
確認してこられました。
そう、これで大丈夫ですよ、と手を握っていうと、

涙をこぼしながら言われました。
衝撃です。


「じゃあこれを買えば
息子に怒鳴られない・・・?」


おばあちゃんの不安の出どころは
そういうことか・・と胸が痛くなりました。


「また間違えたのか!買い直してこい、
と怒鳴られない・・?」


『ドリップ式ではなく、
粉をカップに入れて、お湯を注いで
スプーンで混ぜるだけのコーヒーを
買おうと思ってたんですよね?』 と

インスタントという言葉を使わずに
聞き直して確認しました。


「優しい人ですねぇ。
息子はいつも怒鳴ってばかりで
母親の私は緊張して暮らしていましてね・・」


おばあちゃんは、私の手を両手で握って
ポロポロ涙を流されていました。


「シモの世話をさせることになったら・・
と思うと、もう怖くて怖くて・・・。
せめてトイレは自分で、と思うけど。
考えたら生きとる気がしない。」


ふか~い身の上話に発展。

時間があったので、
おばあちゃんのお買い物に
ぜんぶ付き合うことにしました。


トイレットペーパーは、
シングル、ダブルどっち?
「息子はシングルがいいと怒鳴ります」

鶏肉はむね肉、もも肉?

お豆腐は絹?もめん?


おばあちゃんは、必ず主語に
「あの子はね・・・私の息子はね・・」
と語りました。


1時間半もスーパーでおばあちゃんと
デートしました。


おばあちゃんのお会計を済ませて
お別れするとき


「ありがとうね。
これで息子に怒鳴られませんかね・・」


『大丈夫。おばあちゃん、
息子さん、いい人ですね。
こうやって、お買い物を頼んで
おばあちゃんに運動をさせて
あげているんですね。』


「あの子は・・、私の息子は本当は
とってもいい子なんですよ。
ではサヨナラ。」

寂しそうな笑顔で、ヨチヨチ歩いて行かれました。

なんだか、
胸が締め付けられる想いでした。
現実から離れた時間の中にいたような感覚。

スーパーからでたとき、
急にもどってきた「いつもの時間」に
ちょっとためらう程でした。


するとその時、
「あ、あの~・・」と
一人の60歳くらいの男性に声をかけられました。
(今度はなにかしら?)と思うと、


「ボケた母に長時間寄り添って下さって
ありがとうございました。」と。


え?どなた?


なんと、彼、さっきのおばあちゃんの
息子さんだというのです。


帰りが遅いから
心配になって迎えにきてみると、
母親が見知らぬ私と仲良くお買い物。

> そんな自分の母親の買い物を
離れたところから見守っていた・・と。


そして息子が、息子が・・・という
おばあちゃんの声が聞こえていたようで
大反省をされていました。
目が真っ赤。


『美味しいねって言って
コーヒーを飲んであげて下さいね』
と伝えてお別れしました。


彼はおばあちゃんを追うように
走っていかれました。


映画のワンシーンのよう。
人間ドラマです。

・・・・・・・


私達は、
最も感謝すべき人へ
感謝を伝えられない生き物かも
しれません。


妙に突っ張って、
優しくできない。

via: 言うべきことを、言うべき相手へ。 | 一番短いお説法:

12月21日、一週間以上前の記事の引用です。

何度も読み返しました。

何度読んでも涙が溢れ罪悪感に苛まされます。

読み返す度に自己嫌悪に陥ってしまいます。

ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい

でも、こんなところで落ち込んでいてもアカンねん。
一人でへこんでるだけじゃアカンねん。

もう一週間以上経っているのに、こんなことしてる場合じゃない。

言うべき時に、
言うべきことを、
言うべき相手へ伝えなアカン。

未だ言えるチャンスを与えられているのに、それすらも無駄にしてしまうつもりなのか!?

しっかり伝えて年を越したい。

しっかり伝えて年を越します。

言うべき時に 言うべきことばを 言うべき人へ
●1年前の今日:
とっても残念なアイデア

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後悔先に立たずではありますが

後悔先に立たずではありますが

あのね…

たとえ自分が正しくたって
どんなに相手が間違っていたって

言っちゃいけないことや
やっちゃいけないことがあるだろう

ついついじゃ許されないことや
うっかりじゃダメなことがあるだろう

謝って済まないことも少なくない
いい歳こいて何してるんだ?

普段は偉そうなこと言ってるくせに
ぜんぜん修行が足りてないわ

厳重に厳重を重ねて自戒

●1年前の今日:
神戸といえば…

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「怒り」が命を蝕んでいく

誰かを怒ると自分を1番傷つけるんだ。

「怒鳴りつけると誰にそれが1番聞こえるんだい?自分なのか相手なのか。誰かを怒ると自分を1番傷つけるんだ。ワシは100歳まで生きたいんだ。なのでもう40年は声を荒げてない」

via: 「ニューヨークの人々に質問してみました」
それぞれの思いが垣間見えるインタビュー:らばQ

嗚呼…

40年間とは言わない

せめて、40週間
いや、40日間くらいは
怒りを吐き出さないようにしたい

まずは、40時間
穏やかに過ごすことを意識しよう

それくらいは今でも
無意識にできていること

それを意識的に
積み重ねることならできるかもしれない

きっと できる!

・・・などと、
思ったり...思わなかったり...

では、お気楽に...(^^)/~~~

 

●1年前の今日:実用料理!?

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きっと仲良くなれるよ

友人がお母さんに「お母さんが年取ってボケちゃって、あんたのこと忘れたらどうする?」と聞かれて、「そしたら友達になろうよ、きっと仲良くなれるよ」と答えたらしい。母は泣いたらしい。心からコイツを尊敬した。

via: Twitter / ja_rinrin

いや... ホント...

こんなこと娘に言われたら
泣かずにはいられない…

そして

こんなこと母親に言うことができたら
少しは親孝行の足しになるかも…

…っていうか、

お婆ちゃんに この先いつか
今よりも記憶が曖昧になるような時が来たら
きっと、こんな風に言おうと思います。

でも…

でも、きっと、この人は
お母さんがボケて初めて
優しいコトバをかけたんじゃないんですよね。

引用文の会話は、まだボケてない時のことですからね。

日頃からイイ関係なんですよね。

だとしたら…

今よりも記憶が曖昧になるような時が来たら…
じゃ、ダメなんですよね。

今、こんなコトバをかけてあげなきゃ…

そうですよね。

息子だってことが
判らなくなってからじゃ遅いですよね。

今のうちなんですよね。

そんなことが できるかな?

そんな親子関係じゃないもんな… ウチは。

照れくさいし… 白々しいし…
軽く流されたりしたらイヤだし…

だけど
言ってあげたい… 言わせて欲しい…
そう思っていることは確かです。

だったら きっと!
大丈夫なんじゃないかな?

だって
今のうちじゃないと… って気づいているし
言いたい… ってキモチがあるのだから。

引用元の人だって
実は それまで、親子の会話なんて
あまり していなかったのかも知れません。

でも、心の奥に忍ばせていたキモチを
ワンチャンスを活かして表したのかも知れません。

いずれにしても 想像ですけどね…(^^ゞ

けど、そんなもんじゃないのかなぁ
親子関係なんて どこの家でも…

言ってあげたい… 言わせて欲しい…
そう思っているのだから
きっと 言えるような気がします。 ボクにも。

親子の間は 素直になれない時が多かったけど
友達になったら きっと仲良くできるよ。
だから その時は 友達になろうね… って。

・・・などと、
思ったり...思わなかったり...

では、お気楽に...(^^)/~~~

わが母の記 [DVD]
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●1年前の今日:脱力スイッチ オン! vol.5

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あの人の涙袋

カフェで本を読んでいて、隣のテーブルの女性が落ちつかない様子をしていることに気づいた。

彼女はおずおずとあたりを見回し、ウェイトレスを目で追い、でも声はかけずに、窓の外を見たりうつむいたりしていた。見たところ四十代半ば、少し面やつれしているけれども、ごく清潔な印象の、端正な人だった。私と同じように、彼女もひとりだった。

またしばらく本を読んでいると、隣のテーブルから、あの、と声が聞こえた。隣の女性が立ちあがってウェイトレスを呼びとめたのだ。ウェイトレスははたちくらいの女の子で、とても愛想よく、はい、と彼女を見あげた。ずいぶんと小柄な人だった。

コーヒーはまだでしょうか、と彼女は言った。ひどく遠慮がちな、ほとんどおびえているような口調だった。ウェイトレスは、は、というような音声を発し、目をくるりと動かし、一度息を吸ってから頭をさげた。

私はさきほどべつの店員と交代したのです。私たちはお客さまのご注文をすでにお持ちしたものと勘違いしていました。ほんとうに申し訳ございません。お代はけっこうですので、もしおいやでなければ、今からでも私たちのコーヒーを飲んでいただきたいのですが、いかがでしょうか。

彼女は中腰になり、あの、いいんです、いいんです、コーヒーくらい、私、気にしてませんから、お金も払いますから、と言った。ウェイトレスはぱっと顔を輝かせ、ともかく今すぐお淹れします、とびきりのをつくります、と言った。私はよかったよかった、と思い、なにげなく彼女の顔を見た。彼女はなんだか困ったような表情のまま、涙を流していた。

私もびっくりしたけれども、コーヒーを持ってきたウェイトレスも相当動揺していた。あの、だいじょぶですか、と、子どもっぽい口調で言った。すいません、コーヒー、すごく遅くなっちゃって、あのう、やな気持ちしましたよね、ごめんなさい。

泣いていた女性はかばんに手を入れてがさがさと動かし、ハンドタオルをとりだして乱暴に顔をこすった。涙をふくという動作に慣れていないように見えた。そして彼女はウェイトレスに向かってにっこり笑いかけようとして失敗した。もっとたくさん泣いてしまったのだ。

ウェイトレスはなぜか私の顔を見て、反対側の隣にいる人の顔も見て、それから泣いている女性の背中をさすった。

女性はごめんなさい、ごめんなさいと繰りかえし、それからようやく言った。私、いやで泣いたんじゃないんです、私、うれしかったんです、ぜんぜんたいしたことじゃないのに、ちゃんと謝ってくれて、私なんかに。

そうか、と思った。この人は長いこと、ちゃんと謝ってもらったことがなかったのだ。何か不当な目に遭っても、痛い思いをしても、相手は彼女に謝らなかった。世の中にはおよそ誰にもストレートに「ごめんなさい」と言えないような意地っぱりもいるけれども、もし彼女に謝らなかったのがそういう人物なら、彼女はこんなふうに泣かない。

おそらく、彼女だけが謝罪されなかった。彼女はずっと思っていたはずだ。どうして私はほかの人みたいにちゃんと謝ってもらえないんだろう。どうして私はつらい思いをするのが当たり前みたいに扱われるんだろう。

そしておそらく彼女は、間違った結論をくだした。それは私が劣った人間だからだ、価値のない人間だからだ、謝る対象であるような、まともな人間ではないからだ。そう決めておけばある意味で楽だ。泣かなくてすむ。考えなくてすむ。

泣くべきときに泣かないで長いことすごすと、涙でいっぱいの袋みたいになってしまう。平気なつもりでいても、正しく流されなかった涙は袋のなかに貯蔵される。袋はどんどんふくれあがり、ふくれたぶんだけ脆くなる。そしていつかは、多くの場合は心遣いや共感のようなものをきっかけにして、ぱん、と割れてしまうのだ。

涙袋:「傘をひらいて、空を」 全文転載

 
そうか、と思った。

長いこと、ちゃんと謝ってもらったことがなかった人
そういう人がいるんだと。

 
そうか、と思った。

自分が、ちゃんと謝らなければならなかったのに
長いこと、そうしていなかった人がいるんじゃないか?

不当な目に遭わせたのに、痛い思いをさせているのに、
ちゃんと謝らなかったことがあるんじゃないか?

いや、問うまでもなく、ハッキリと自覚がある。

 
その人はずっと思っていたはずだ。
どうして他の人みたいにちゃんと謝ってもらえないんだろう。
どうして私はつらい思いをするのが当たり前みたいに扱われるんだろう。

そして その人は、間違った結論をくだしただろう。
私が劣った人間だからだ、価値のない人間だからだ、
謝る対象であるような、まともな人間ではないからだ。
そう決めておけばある意味で楽だ。
泣かなくてすむ。考えなくてすむ。

もし これが事実なら、
その間違った結論を導いたのは
紛れもなく 自分なのだと思う。

どうして 今まで気づかなかったんだろう?
なぜ こんなことを続けてきてしまったんだろう?

 
後悔 先にたたず。

しかし、今からでも
たとえ遅すぎたとしても
ちゃんと謝らなきゃ と思う。

長い間に深く刻まれた傷は
簡単に癒されるものではないだろうが
かなり脆くなっている涙袋を
少しは軽くすることはできるかも知れない。

涙袋が割れてしまうときというのは
必ずしも こんな結末になるとは限らない。

ぱん、と割れてしまうことのないように
ちゃんと謝っておかなくちゃいけないのだ。

 
気がついてみれば
酷い罪悪感に苛まされている自分がいた。

でも、
今ここで 気がついて本当に良かったと思う。

そして、
もうひとつ思うのは、
まだ気がついていなことがあるかも知れない
…ということ。

だからこそ
ちゃんとしなきゃいけないことを疎かにしない。
ちゃんとしなきゃいけないことを ちゃんとする。

そんな当たり前のことを当たり前にするだけで
何にも代えがたい大切なものを守ることもできる。

つい忘れがちだけど、とっても大事なこと。

 
・・・などと、
思ったり...思わなかったり...

では、お気楽に...(^^)/~~~

あの人の涙袋

 

●1年前の今日:家族の絆

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